3Dプリンターの登場によってモノ作りの可能性が大きく広がったが、なんとドバイには世界初の“3Dプリンターで作られたオフィス”が登場した。

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アラブ首長国連邦(UAE)の副大統領と首相を兼任するムハンマド・ビン・ラーシド・アール・マクトゥーム氏は、同連邦がイノベーションや未来のテクノロジーのインキュベーターになり、新たな取組みをすることで世界の見本になりつつあると考えており、「我々は計画したことを実行に移し、論理ではなく行動を起こす。世界は急速に変化しつつあり、我々も発展の速度を早める必要がある」と語っている。

2030年までに、UAEとドバイが3Dプリントのグローバルリーダーになることを目指す「Dubai 3-D Printing Strategy」の一環として、2015年に「the Office of the Future(未来のオフィス)」プロジェクトが始動。ドバイのエミレーツ・タワーズ近くにある2,690平方フィート(約820平方メートル)の敷地に、世界初の3Dプリンターで作られたオフィスが誕生した。

このオフィスの建設に使用された3Dプリンターには自動ロボットアームが搭載されており、高さ20フィート(約6メートル)×縦120フィート(約36.5メートル)×横40フィート(約12メートル)の大きさまでプリントできるとのこと。17日かけてセメント混合素材の層を重ねて建設し、一部にはモバイル3Dプリンターも使用されたという。

建物に建築デザインを加え、電気、水、電話、空調などのインフラ設備を整えて、約6ヶ月で3Dプリントオフィスが完成。さらに低コストなのも特徴で、プリンターの作業状況を確認するスタッフが1名ほど必要なだけで人件費もかからないため、従来の約半分ほどの費用で建設が可能らしい。

高度な3Dプリント技術とユニークな建築デザインが融合するオフィスが完成したドバイでは建設に加えて、医療製品、消費財における3Dプリントの発展が計画されているようだ。

http://www.emirates247.com/news/emirates/mohammed-inaugurates-world-s-first-3d-printed-office-in-dubai-2016-05-24-1.630882