世界で初めて3Dプリンターで作られた(懐中)時計が発表された。これはスイス人クリエイター、クリストフ・レイメールによって製作されたもので、一部のネジなどを除き、ほとんどの部品が3Dプリントでできている。

この時計は、トゥールビヨンという機構を内蔵しているのが特徴。これは、1795年にフランスの時計師アブラアム=ルイ・ブレゲによって確立された機能で、懐中時計など携帯用の時計が傾いたり動いたりした際に、重力の影響を受けて生じる誤差を打ち消すもの。時計内部の機能部分全体を可動式にするという高度な技術で、当時この機能を搭載しているものを高級時計とするのがステータスだった。

サイズはこぶし大、10平方センチと、決して携帯しやすいサイズとは言えないが、手巻き式である点とトゥールビヨンによって、しっかりクラシック時計の趣を備えている。まるで鼓動を刻むようなヒゲゼンマイの動きなど、時計好きにとってもかなり興味を惹かれるアイテムなのでは?

さらに特筆すべきは、この作成データのファイルがオープンソースとして公表されている点だろう。現在、クラウドファンディングで資金を集めている段階ではあるが、3Dプリンターさえあれば、誰でも自分で作ることができるのである。しかも、オープンソースということで改良を加えることも自由なので、この作品をベースに独自の製品をリリースすることも可能だ。
http://www.digitaltrends.com/cool-tech/worlds-first-functional-3d-printed-tourbillon-watch/