ロンドンのビール醸造所<IntelligentX>は、AI(人工知能)がビールを製造しているという世にも珍しいブリュワリーだ。

aibeer

とはいえ実際にロボットが働いているとかいうわけではないく、オンラインで消費者にビールの味についてのアンケート(1点~10点で選ぶ)に答えてもらい、これを<IntelligentX>が開発したアルゴリズムに基づいたAIが細かく分析し、その結果によって味を改良していくというものだ。

つまり、消費者のその時々の好みやトレンドにリアルタイムで対応し、より一般(のビール好き)に好まれる味を追求していくということらしく、もちろん世界初の試みである。

<IntelligentX>は「消費者からのフィードバックを常に把握している状態ですので、誰よりも早く皆様のニーズにお応えすることができます。どんなブリュワリーよりも早く、その時々にピッタリでフレッシュなビールを提供することができるのです」と説明している。確かに、いちいち細かく各地でアンケートを取ったり、社内で味の方向性などを議論するよりも、データに基づいた味を割り出して自動的にビールを作った方がはるかにシンプルで早いだろう。

扱っているのはペール、アンバー、ブラック、ゴールデンの4種で、これまで11回も改良されているとのこと。ユーザーは飲んだ感想をフィードバックすれば新たなフレーバーのビールとなって販売されるので、次にどんな味になっているのか? という楽しみもできる。

同ブリュワリーの製品を飲むことで、その時々の流行りの味の傾向がわかるというのも実に興味深い。現在のところイギリスでしか行われていないが、もし現地へ行く機会があったら試してみたいものだ。

http://www.t3.com/news/you-next-beer-could-well-be-brewed-by-an-artificial-intelligence