腕に装着することで低音を「体感」できるブレスレット型ウェアラブルデバイス、その名も「Basslet」が<Kickstarter>に登場した。「腕時計サイズのサブウーファー」というキャッチコピーどおり、装着してプレイヤーと連動させれば全身に振動が伝わり、まるで低音を体全体で感じているかのように楽しむことができるブレスレットだ。

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この「Basslet」を装着することにより、イヤホンやヘッドホンなどで聴いている音に厚みが加わり、ただの低音ではない新感覚のリスニングが可能になるという。

これを開発したのはベルリンを拠点にする<Lofelt>という新企業。代表と副代表を務めるのはDaniel BüttnerとGwydion ap Dafyddという人物で、それぞれが先鋭的かつ高品質なレコーディングソフトをリリースしていた電子楽器ブランド<Ableton>と<Native Instruments>を率いていたというこで、かなり音響/品質にこだわった製品ということは間違いだろう。

<Lofelt>はこのデバイスの仕組について、“LoSound エンジン”という機能により10-250Hzの低音域にブレスレットが反応するようになっていると説明している。ちょうどその辺りの低域はどうしても音程が聞きとりにくかったり、環境によっては他の音域に混ざって全体が濁りがちだが、「Basslet」によって自分の体で低音を感じることができれば、そういった問題も解消されるはずだ。これは使用法によってはかなり効果的で、例えば音響的に難しいステージ上でバンド演奏などをする場合、演者たちがこれを装着していればお互いの音がよく聞こえる、といった利用方法も考えられる。リスニングだけでなく、音楽制作やライブの現場でかなり可能性が見込めるのだ。

あるいは映画館などで利用するというのも一つのアイデア。もちろん家庭用ゲームなどでも手軽に迫力の音響と体感でプレイするのも楽しいだろう。小型で手軽、周囲の人に聞こえないのも大きな利点だ。特に電車移動や、狭いアパート/マンションの多い日本の都市事情を考えると、迷惑にならないことは大きなポイントと言えるだろう。

現在のところ価格は未公表だが、7月25日時点で3720名から599950ユーロ(約7000万円)の出資を達成。<Horizon Ventures>からも出資を受けているとのことで、すでに大きな注目と期待を集めている様子だ。
https://www.kickstarter.com/projects/basslet/the-basslet-a-wearable-subwoofer-for-your-body?utm_source=DIGG&utm_medium=WEBMOB&utm_term=WEBMOB&utm_content=WEBMOB&utm_campaign=WEBMOB