創業90周年を迎えた世界有数の高級車ブランド、メルセデス・ベンツがヨット業界に進出するかもしれない。

今年4月に南フランスのニースでお目見えしたのは、メルセデス・ベンツがボートの建設などを担う英<Silver Arrows Marine>社と共同開発した、モーターヨット“Arrow 460-Granturismo”だ。

960馬力のモーターが搭載された全長46フィート(約14メートル)の船体は、10人まで乗船できる。大きなサイドウィンドウは格納式で、ウィンドスクリーンの調整も可能。平常時の巡航速度は28ノット(約52km/h)から30ノット(56km/h)で、最高で40ノット(74km/h)もの速度が出るという。

メルセデス・ベンツ自ら“海のシルバー・アロー(メルセデス・ベンツのレーシングカーの呼称)”と呼ぶ、このヨット”。その外装は、自動走行の「F 015」や空気抵抗を抑えるためのエアロパーツを採用した「IAA」といった、同社のコンセプトカーをモチーフにした流れるようなフォルムが特徴だ。内装はワインセラーに更衣室、バスルームに高級オーディオシステム、拡張式のテーブル、ベッド、そして製氷機……と至れり尽くせり。もちろんシートは革張りだ。ベンツのラグジュアリー感をヨットにもたらしたといってもいいだろう。

一方、ベンツのほかにも、アストンマーチンや、ロールスロイスをコンセプトにしたデザインのヨットもあるそうで、今後も高級自動車メーカーの参入が期待される。

http://www.silverarrowsmarine.com/