アナログレコードやターンテーブルが復活の機運を見せているが、先日ラスべガスで開催された『CES 2016』に登場した新型ラジカセ「Monster Blaster」にも注目したい。

“ラジカセ”といっても、Bluetooth経由でのデジタル再生のみ対応なので、カセットテープやCDの再生機能はない。これは、80年代のラジカセにインスパイアされ、かつてのラジカセが持っていたフィーリングを現代に蘇らせるものだ。

当時のラジカセのステータスの一つは迫力のある低音だったが、このBlasterも高性能のサブ・ウーファーを搭載している。深くリッチな低音が直接リスナーの耳に飛び込むだけでなく、部屋の壁に反射して空間全体に行き渡るように設計されているので、パーティやイベントでも活躍してくれそうだ。そうなると気になるのは“電源”だが、USB充電式なので外に持ち出すたびに電池代がかかることもない。

また、他にもゲーム向け、オフィス向けなど数バージョンのプロトタイプを用意しており、場所を選ばず開放的なリスニングに対応することが同シリーズのコンセプトでもある。

00年代以降、音楽リスニングは非常にプライベートなものになった。しかし、80年代当時はラジカセを肩に乗せて街中を闊歩したり、屋外で仲間たちと音楽を楽しんだりという光景も珍しくなかった。このBlasterが今後、かつてラジカセが担っていた音楽の楽しみ方を蘇らせるかもしれない。
http://fortune.com/2016/01/05/monster-boombox-1980s/