「半人道的」と批判されるほど過激なカードゲームを発売する<Cards Against Humanity>は、新たなCEO候補に元アメリカ合衆国大統領バラク・オバマ氏を希望しているようだ。

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同社が発売するカードゲーム「Cards Against Humanity」は、質問と答えが書いてあるカード550種類を使いながら、最も気に入った組み合わせを選んでいくパーティーゲーム。ただし、カードに書かれた多種多様な内容には、モラルの欠落したキワどいワードも多く含まれるのがポイントだ。

例えば、質問カードは「うおぉ、◯◯が大好きだ!」「なぜ夜眠れないのか?」「あの娘の親友は?」「あの臭いは何?」「何があれば、オバマ氏はリラックスしやすいか?」といったもの。それに合わせる答えカードは「離婚した元妻」「金持ちになること」「ブサイクな顔」「人種差別」「ナチス」「切腹」「カニエ・ウェスト」などなど、中にはシャレにならない物騒なものも。当然、組み合わせ次第では口に出すのも不快な文章になってしまうのだが、そのブラックユーモアが海外で人気を呼んでいる。

そんな同社が新たなCEOを募集する求人情報を、地方紙<シカゴ・トリビューン>や、コミュニティサイト<クレイグリスト(Craigslist)>に掲載。その“求める人物像”が、どうにも元アメリカ合衆国大統領のバラク・オバマ氏を想起させるというのだ。

募集条件は、「優れたパブリックスピーキングのスキル」「プレッシャーを感じる状況でも冷静さを保てる安定した気質」といった基本的な資質から、「アメリカ合衆国あるいはそれに相応する国家の大統領として最低でも8年間の経験」「57.2%か、それ以上の国民支持率を持っている」と、明らかにオバマ氏をイメージさせる経験や数字が並び、最後に「Word、Excel、PowerPointのスキル」というオチ(?)のような必要スキルも記載されている。

新CEOの待遇として、健康保険や長期休暇などが保証される他、「アーモンドが食べ放題の社内食料庫への出入り自由」という特権もあるとか。オバマ氏は“毎日のおやつにアーモンドを7粒食べていた”というエピソードもあり、これも彼の好みに合わせているのだろう。

 

大統領を退任したオバマ氏は<ヴァージン>グループの創業者リチャード・ブランソン氏がイギリス領ヴァージン諸島に所有するネッカーアイランドに立ち寄り、しばしの休暇を過ごしたと思われ、今後は設立したばかりの<Obama Foundation(オバマ基金)>での活動を進めていくと推測されている。同基金は、米イリノイ州シカゴ・サウスサイドに拠点を構えるようだ。

おそらく、いや間違いなくオバマ氏が同社の新CEOに就任することはないが、<Cards Against Humanity>ならではの(ブラックな)ユーモアとジョーク(と売名)を交えて、魅力的な条件を提示しつつオバマ氏にラブコールを送っているのだろう。

 

http://fortune.com/2017/01/24/cards-humanity-barack-obama/