経営破たんに陥り従業員の給料を未払いのまま倒産したアルメニアの乳製品メーカーが、なんと給料と債務を自社製の“ブルーチーズ”で清算しようとしたという。

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Financial Port

 

国外でもブルーチーズの需要が拡大するだろうと見込んだ<Ashtarak Kat>は、2015年から高品質なブルーチーズの大量生産を開始。春からフルスロットルで生産していたが買い手がなかなか見つからず、すぐに地元の牛乳納入業者と従業員への支払いが滞りはじめ、そうこうしているうちに膨れ上がった債務により、ついに倒産へと追い込まれてしまった。

給料が支払えず、ブルーチーズを保管する場所にも困った同社は、1キロのチーズを200ドラム(アルメニアの通貨:4ドラム/円)として従業員と納入業者に支払うことに。60トンものブルーチーズの在庫を抱えていた同社にとって、全従業員分の給料と債務を支払うのは容易いことだったようだ。

これは給料未払いに対する従業員の怒りを鎮めるために取られた措置だったが、当然ながらチーズを給料とすることに納得するわけがない。現時点でアルメニアのブルーチーズ消費量は低いため売却してお金に替えることが難しく、また支払われたチーズがあまりにも大量なので、消費する前に腐ってしまうことが予想されるからだ。

しかし、会社には支払い能力がなく、従業員に他の選択肢もない。そのため従業員たちは最終的に、売り手が見つかるまで社内の冷蔵庫で保管することを条件に、チーズを給料とすることを受け入れたという。現在ではロシアに一部分売却が確定しているが、それ以外の買い手は見つかっていないという。

もし安くて美味しいブルーチーズに興味があったら、ぜひアルメニアからの購入を検討してみてはいかがだろう?

 

Armenian Company Pays Debts and Salaries in French Cheese