チェルノブイリ原子力発電所の周辺に世界最大の太陽光発電所を建設する計画が進んでいる。

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ウクライナ(旧ソビエト連邦)のチェルノブイリ原子力発電所では、1986年に事故が起こって以来、30キロメートル圏内は立入禁止区域となっている。そこで、いまだに事故の影響が残る原発の周囲1,600平方マイル(約2,574キロメートル)の土地を活用し、ウクライナ政府が世界最大級の太陽光発電所の建設を予定していると、エネルギー関連の情報サイト<electrek>が伝えている。

ウクライナのセメラク環境相によると、同政府は1GW(ギガワット)の太陽光発電所の建設に向けて、カナダのエネルギー企業4社とアメリカの投資会社2社との交渉段階に入っているらしい。建設期間は6ヶ月を予定しており、正式に決定すれば短期間で建設が進むことになる。

もしチェルノブイリに1GWの太陽光発電所が完成すれば、世界最大の太陽光発電所になるとのこと。エジプト、インド、UAE、中国でも同規模の太陽光発電所の建設が予定されているが、何処もまだ計画段階だ。

かつて原発があった土地ということで、すでに送電網は配備済み。地価も安く、発電所で勤務経験のある住民もいることからも、再生可能エネルギーを作り出す可能性を十分に持つとも考えられているようだ。

近い将来、チェルノブイリ原発周辺部は世界最大級の再生可能エネルギーを生み出す場所として生まれ変わるかもしれない。国際開発金融機関<欧州復興開発銀行>も同プロジェクトに興味を持ち、財政的な支援を検討しているという。

しかし<electrek>は「太陽光発電所の建設に関わる者は、放射線防護服を着用し、被曝量を計測しながら作業するのだろうか?」と具体的な疑問を投げかけている。

http://electrek.co/2016/07/29/worlds-largest-solar-power-plant-planned-for-chernobyl-nuclear-wasteland/