急成長する中国の映画市場は、いまや北米に並ぶ勢いだ。一体どれくらいの急成長かというと、なんと2015年の1年間で48.7%も伸び、最終的に67.8億ドル(約8097億円)の興収を記録。アメリカは110億ドル(約1兆3133億円)なので、このまま行くと2017年の終わり頃には中国が抜いてしまうのでは? と予想されている。

chinaBO

実は中国では国内作品の人気が高く、海外作品の公開は年間34本に限定されている。昨年トップテン入りを果たしたハリウッド作品は『ワイルド・スピードSKY MISSION』『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』『ジュラシック・ワールド』の3作品だけ。それにもかかわらず国内のみでこれほどまでの興収をあげたことは、社会全体の中流化や、地方都市の活性化が大きいと見られている。2014年だけで8000もの映画館が新設されるなど、興行施設が爆発的に増えたこともあり、映画が最もメジャーな娯楽になりつつあるのだ。

しかし、いくら中国で映画が盛り上がっても、ハリウッドにとっては現状あまり得にはならない。ほぼ国産作品で興収が成り立っていることを考えても、中国が簡単に市場を開放するとは考えにくいというのがその理由だ。

まだまだ北米が映画市場のトップを独走しているが、近い将来、中国の映画産業は独自に拡大したまま北米を追い抜き、世界一の大映画産業国になるかもしれない。


http://www.digitaltrends.com/movies/chinese-box-office-grew-nearly-50-percent-2015/