世界中で大麻の合法化が進む中、ネット上では大麻に特化したメディアが誕生していた。

best-ways-to-consume

 

かつてカナダのテレビ番組に関するPRの仕事をしていたデレク・リードレ氏は2015年9月、大麻文化にまつわるニュースやエンタテイメント情報を紹介するメディア<Civilized>を立ち上げた。

<Civilized>のアイデアを思いついたのは、米カリフォルニア州ベニスビーチで妻の誕生日を祝うディナーに出かけたとき。妻が店内でワインを楽しむ一方、デレク氏はレストラン裏のゴミ箱の横でVAPE(電子タバコ)を利用していたという。彼は大麻に対して閉鎖的な社会に嫌気が差していたそうだ。

新メディアの立ち上げは、ちょうど大麻合法化を公約に掲げていたカナダの首相ジャスティン・トルドーが当選した総選挙が行われた時期と重なる。2016年11月には、“世界第5位の経済”を担う米カリフォルニア州で大麻合法化が認められたことも、同メディアにとって追い風となるだろう。

「大麻文化の<Vanity Fair(ヴァニティ・フェア)>」というイメージを掲げる<Civilized>は、大人向けで成熟した情報を取り扱うことを目指している。大麻使用や、それにまつわる流行、製品、医療用から嗜好用、そして大麻合法化の動きについて自由に語り合える場でありたいという思いがあるとのこと。

デレクさんは「大麻使用者を“やる気と生産力のある社会の一員”というイメージに変えたい」と語っている。あるリサーチ結果によると、ほとんどの大麻使用者が、年間約15万ドル(約1,711万円)の収入があり、子どもを持ち、結婚し、住宅を購入しているそうだ。

ちなみに<Civilized>のターゲットユーザー層は25~55歳となっているが、実際には35~55歳が最も多く閲覧しているとのことで、意外と若者には普及していないのかもしれない。

かつて<Vanity Fair>誌や<Details(ディテイルズ)>といった雑誌を出版してきたメディア界の重鎮ミッチ・フォックスさんは、今後の広告収入にも期待できそうな<Civilized>を「現代のメディア企業のモデル」と表現している。

http://www.adweek.com/news/technology/digital-publisher-wants-alter-perception-cannabis-users-175404