海外では子どもたちの健康を守るため、楽しく、アッと言う間に病気の兆候をチェックするプロジェクトが行なわれていた。

cancer

 

「某CMのオーディション」という名目で呼ばれた、50人の子どもとその保護者。オーディションを担当する男性は、子どもたちに対し「CMに必要な質問なので」と前置きしたうえで、「朝起きた時はどんな感じ? 疲れが残っていると思う時はある?」「頭が痛かったり、吐きそうになる時は?」と質問していく。子どもたちは「いつも元気!」「疲れている気がする」「日によるかな」と正直に答える。

さらに「肌に(いつの間にか)シミができていたりしない?」と尋ねたり、「コチョコチョ攻撃されたら、くすぐったいと思う?」と言いながら、子どもたちのワキや首に触れる男性。そして最後は、自分が写った写真の“目”におかしなシミがないかどうか聞きながら子どもたちの顔写真を撮り、この“オーディション”は終了した。

その後、別室に呼ばれたのは子どもではなく、なぜか保護者たち。そこで、これはオーディションではなく“子どもが罹患するがん”の兆候のチェックだったこと、オーディション担当の男性が実は医師だったことを知らされる。さらに、がんを早期発見・治療すれば、その7割は治癒する可能性があることも……。

「あなた(親)にとって最愛の存在(子ども)が健康でいれば、何も問題ないですよね」という医師の言葉に胸がいっぱいになり、思わず涙する保護者たち。医師は続けて、こういったチェックが自分の子どもだけでなく、他の子たちを救うかもしれないと話す。

実はこの動画、がんの子どもや青少年のサポートを行なうブラジルのNGO<CONIACC>が、11月23日の「小児がん撲滅デー」に合わせて制作したもの。幸いなことに、ここに登場する50人の子どもたちに異常はなかったそうだが、親が子どもの健康状態を把握することの重要性を示した映像と言えるだろう。