ドローンといえばヘリや飛行機というイメージが強いが、このたびデビューしたのが船のドローン。しかも、アメリカの国防高等研究計画局DARPA(Defense Advanced Research Project Agency)が海軍用に開発した対潜水艦ドローンだ。

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<Anti Submarine Warfare Continuous Trail Unmanned Vessels>、略してACTUV=アクティブ(意訳すると対潜水艦自動追尾型無人戦艦といったところか)と名付けられた、全長40メーター、最高速度約時速50キロのこの無人戦艦。すでにポートランドではか稼働テスト済みで、目標基準をクリアし、今夏カリフォルニアで実践配備される。なんと3ヶ月間も無人で稼働でき、外洋での戦備供給、機雷対策など、様々な任務に当てられる予定だという。

実験では1km先から潜水艦を探知することにも成功しているというが、これがどういうことかというと、大都市レベルの混雑の中から、特定の自動車1台を識別できるほどの精度らしい。波の強い外洋で微細なエンジンを捉えるのは非常に困難なことなのだ。今のところ武器の類を搭載するかどうかは明らかにされていないが、もしそうなったら敵船艇にとって大きな驚異となるだろう。サイズ的にも戦闘に十分だし、なにより無人なので危険な任務も行える。というわけで、米海軍はこのACTUVに大きな期待を寄せているようだ。

大変恐ろしい兵器ドローンという感もあるが、人命救助にも大いに役立つと想定されている。もしカリフォルニアの沿岸で海水浴をする際には、万が一溺れた時に助けてくれるかも? 見た目はちょっとイカツいが、カリフォルニア市民にとっては頼れる救助艇になるかもしれない。

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