セグウェイなどの発明で有名なアメリカの発明家ディーン・ケーメン氏が、日本の自動車メーカー<トヨタ>と共同でスマート車椅子「iBot」のプロジェクトを再始動させるという。

ibot

1990年代に開発され、2009年に製造中止されていたスマート車椅子「iBot」。6輪のホイールで、階段などの段差を登ることができ、2本脚で立ち上がるように移動できることで注目を浴びた。当時の設定価格は2万5千ドル(約274万円)。

この画期的なスマート車椅子を、ケーメン氏の企業<DEKA Research and Development>と<トヨタ・ノース・アメリカ>が共同で再び開発する契約を交わした。

「iBot」のバランスシステムは、後に発表されたセグウェイにも取り入れられていると言われている。<トヨタ>は、<DEKA>のバランス装置を実現させるテクノロジーに対してライセンス料を支払うことになりそうだ。また、「iBot」の開発をさらにサポートできる相手とのパートナーシップも検討している。

<トヨタ・ノース・アメリカ>は「我々はすべての人のためのモビリティソリューションに注目している」「高齢の方や特別なニーズを持つ人が、より良い生活を送り、才能を活かし続け、さまざまな経験をするのを手助けすることが大切だと理解している」とコメントしている。

またケーメン氏は「トヨタとDEKAは“あらゆる能力を持つ人々のためのモビリティを実現させる”というビジョンを共有している」「我々は新しい関係のもとで夢を現実に変えられると興奮している」と、今後の展開に期待を寄せているようだ。

「iBot」プロジェクトの復活により誕生する最新のスマート車椅子は、医療やリハビリテーションの発展にしてくれることだろう。

http://www.theregister.co.uk/2016/05/23/toyota_revives_ibot/