お腹の中にいる赤ちゃんを3Dプリントで立体化する技術が、今ふたたび注目を浴びている。

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ポーランドの企業<In Utero 3D>が、目の不自由な親のために、お腹の中にいる赤ちゃんをエコー映像の代わりに3Dプリントで表現する「Waiting Without Barriers」プロジェクトを開始した。

自身も母親である共同創立者Aleksandra Witkowska-Masojćさんは、「子どもの誕生を待ち望む気持ち、特に初めてエコー映像を見る前の気持ちをよく覚えている」「すべての親が経験できるべき。この技術により、目の不自由な親がいよいよ妊娠中の赤ちゃんに出会うという経験をできるようになる」と語っている。

同社のエコー映像を3Dプリントするプログラムは、妊婦のお腹の中にいる赤ちゃんを立体的に映し出すエコー映像を利用し、独自のソフトウェアで3Dデータに変換。それを3Dプリンターで出力し、赤ちゃんの顔のイメージを再現するレリーフを制作するという仕組みだ。

3Dプリントするために、特別な撮影などは不要。医師によって撮影されたエコー映像に対して補正などを加えることなく、お腹の中にいる赤ちゃんの顔イメージをそのまま等身大のサイズで3Dプリントできる。なお、妊娠18週目~30週目に実施するのが適しているそうだ。

所要時間は、3Dプリントデータの準備作業に約2~3時間、3Dプリント作業に約4~7時間かかるとのこと。ポーランド国内には実際のレリーフを発送し、海外向けに3Dプリントするためのデータを送付するサービスも行っている。

この<In Utero 3D>のサービスは公式サイトから注文可能。海外向けの3Dプリント出力は88ユーロ(約1万円)、3Dプリントデータ変換は36ユーロ(約4千円)。目の不自由な母親向けの「Waiting Without Barriers」プログラムを利用する場合、3Dプリントデータ変換は約1ユーロ(約114円)のみ。

https://inutero3d.pl/?page_id=562&lang=en