デジタル音楽プレイヤー、高層ビル、電話、これらは偉大な発明はエジソンなど偉大なアメリカ人が……と思いきや、そうではなかった。実は、全てイギリス人が生み出したものなのだ。同じくイギリスで発明されたものは意外と多く、例えば写真や、フランス革命のイメージがあるギロチンも、本当はイギリス発だった!?

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Wikipedia

 

デジタル音楽プレイヤー
イギリス人発明家のクレイマー氏が1979年に発案した“IXI”というデジタルプレイヤーのコンセプト。まだネットも無い時代に彼が考案したのは、電子マネー(のようなシステム)を使い、自動販売機で音楽を購入してロードするというものだった。今で言うところの<Google Play>や<i-Tunes>にそっくりではないだろうか? そして、パートナーのエンジニアが実際に稼働するモデルを作り、1986年のエキシビジョンで販売されたが、決定的な欠点があった。アイデアにメモリーの技術が追いついていなかったため、たった一曲しか収録できなかったのである。しかし、クレイマー氏が特許を保有していたため、その後Appleは法的に対処しなければならなくなる。mp3登場以前のお話。

ギロチン
斬首刑に用いられた、歴史に悪名をとどろかせる殺人装置。フランス人医師ジョゼフ・ギヨタンが「受刑者に無駄な苦痛を与えないため」という目的で発明された……とされているが、すでにフランス革命の500年前にイングランドに同様のものが存在した。フランス製と違ったのは、刃が開放されて落とされる瞬間に受刑者は一瞬だけ逃れるチャンスが与えられる、という点。とはいえ逃れた者は過去たった1名のみで、しかもその人物は再び同じ刑を受けることになり、二度は逃れることはできなかった。ギロチンは1286年に登場し、1650年に廃止されるまで実に400年近く使用されていたことになる。

電球
こと電気にまつわる発明に関しては“発明王”エジソンの功績が最もよく知られており、当然電球も彼が発明したものというの常識だが、実は一番最初の電球はイギリスのサー・ハンフリー・デービーなる科学者によるものだった。白金に電流を流す方式で、これが後の電球の雛形になったと言われている。発明されたのは1802年、エジソンによりも75年も早かった。

これにはもう一つエピソードがある。デービーの電球から77年後の1879年にエジソンの電球が登場するのだが、記録によれば、その10ヶ月前にこれまたイギリス人のサー・ジョセフ・スワンという人物が実用電球を発表していた、ということらしい。エジソン以前に2人ものイギリス人が電球を開発していたのである。

高層ビル
高層ビルといえばニューヨークのマンハッタンというイメージだが、イギリスのシュロプシャーという地にある<Ditherington Flax Mill(ディザリントン・フラックス・ミル)>という建物が世界最古の鉄製ビルとされている。チャールズ・バジェという建築家によるもので、完成は1797年。5階建と高層ビルと呼ぶにはほど遠いが、いわゆる高層ビルの元祖と言えるだろう。バジェは“高層ビルの父”とも呼ばれている。

写真
フランスのニセフォール・ニエプスなる人物が1820年代に生み出した一連の写真が世界最初と言われているが、さかのぼること30年前、トマス・ウェッジウッドなるイギリス人がカメラ・オブスキューラ、つまり暗室で像を発現させる方法で実験を始めた。それは硝酸銀を浸した白い布、もしくは皮を日光に翳すことによって影が投影されて固定されるという、非常にシンプルで原始的な方法だった。光にすぐに反応してしまうため、暗所の中ろうそくの炎で見るほかなかったという。残念なことに1802年、34歳の若さでこの世を去ってしまったため本人によって実験を進めることはできなかったが、彼がいなければ30年後のフランスでの発明も存在していなかっただろう。

電話
電話を発明したのはアメリカ人のアレクサンダー・グラハム・ベルというのが常識。もちろん正解なのだが、実はベルはスコットランド出身なのだ。まず23歳の時にカナダへ渡り、それからアメリカへ移住したのである。特許を出願したのはアメリカだが、発明したのはイギリス人、というわけだ。

 

http://home.bt.com/tech-gadgets/6-famous-inventions-you-didnt-know-were-british-11364052054470