持病などによる手の震えに悩む人々が食事をしやすくなるように、手の震えを軽減するスプーンが開発された。

liftware

Googleの次世代技術開発を行う<Google X>のプロジェクトの 1 つとしてスタートした<Lift Labs>が、原因不明の手の震えが見られる本態性振戦や、パーキンソン病などの人々の手の震えを軽減する機能性スプーン「Liftware」を開発した。

「Liftware」は、振動安定ハンドルと3種類のアタッチメント(スープスプーン、テーブルスプーン、フォーク)を組み合わせて使用。ハンドルにアタッチメントを取り付けると自動的に電源がオンになり、取り外すと電源がオフになる。また、下向きに伏せて置けば、一時的なスリープ状態にできるという。

振動安定ハンドルには、手の動きを検知するセンサーと、意図する手の動きと不要な震えを区別する小型コンピューターを搭載。手の震えを検出した場合に、2つのモーターの制御により、手元を安定させる仕組みだ。

臨床実験によると、「Liftware」の自動振動安定機能は、スプーンやフォークなどの食器の震えを70%も軽減できるという。食事中に食べ物をこぼすことを防ぎ、人目を気にせず自分で食事を楽しめるようになることで、QOL(生活の質)も向上するはずだ。

充電式電池をフル充電すれば、3~6回の食事に使用することが可能。専用ポーチに入れて持ち歩き、いつでもどこでも食事に使うことができる。「Liftware」スターターセットは、47,520円で発売中。振動安定ハンドル、スープスプーンのアタッチメント、充電器、携帯ポーチなどがセットになっている。

https://www.liftware.jp/