第二次大戦中に使用されたナチス・ドイツの暗号機がネットオークションで発見され、たった9.5ポンド(約1500円)で落札された。

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Lorenz teleprinter / The National Museum of Computing

この暗号機は“ローレンツ”と呼ばれ、当時のナチスはこれを使って暗号文を作成していた。ドイツの暗号機といえば“エニグマ”が有名だが、このローレンツはそれ以上に複雑な暗号を作ることができたため、解読のために“Colossus”(コロッサス)という世界初のプログラム可能なコンピューターが1943年に開発される。そういう意味でも、ローレンツは歴史的に非常に重要なマシンであり、値段のつけようのない大変貴重な代物である。

出品者はイギリス郊外に住む女性。自宅の物置に眠っているローレンツを見つけた時、電報を打つ機械だと勘違いし、ネットオークション<eBay>に出品してしまったんだとか。これをイギリスの国立コンピューター博物館<National Museum of Computing>(NMC) の職員が偶然発見し、出品者の元へ急行。鑑定したところ本物のローレンツだったそうで、博物館で丁寧に汚れを除去すると、鉤十字の紋章とSS親衛隊の記章が見つかったという。

<NMC>は、この暗号機の研究のためノルウェーの軍博物館からローレンツを借りており、イギリス国内では特に駆動モーターの情報提供を呼びかけていた。今回の発見によって、ナチスの暗号の全容を把握する大きな足がかりになると考えられている。

http://www.digitaltrends.com/cool-tech/rare-nazi-coding-device-discovered-on-ebay-gets-snapped-up-for-a-mere-14/#:foL8y05lDtTsvA