先日、レノボによる買収が完了したモトローラ社。今後は<Moto>というハイエンド・ブランドに移行していくことが発表され、実質モトローラの歴史は幕を閉じる形となった。

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世界初の携帯電話を世に送り出し、今日のスマホに至るまで何度も革新を起こしてきたモトローラの終了は、いちメーカーが無くなるということ以上に、ひとつの時代の終焉を象徴する事件である。そんなモトローラに「おつかれさまでした!」という気持ちをこめて、その歴史を振り返る<Digital Spy>の記事を紹介したい。

1. DynaTAC Prototype (1973年)
これこそ世界初の携帯電話。1.1キログラム、厚さ13センチのコイツは、とてもポケットに入るサイズとは言い難いが、どこでも通話ができる電話として本当に革命的だった。

2. DynaTAC 8000X (1983年)
初めて一般向けに商品化された携帯電話。当時の価格で4000ドル、しかも30分の通話に10時間もの充電が必要だった。現在のスマホのバッテリーがどれほど高性能かということを思い出させてくれる。

3. Micro TAC Prototype (1989年)
90年代前半まで忙しいビジネスマンたちの間で大活躍した。いわゆる“1人に1台ケータイ時代”の幕開けである。すいぶんコンパクトにはなったが、まだ全長20センチ以上ある。

4. StarTAC (1997年)
世界初の二つ折り式携帯。あの『スタートレック』に登場するコミュニケーター(通信機器)に(ネーミング含め)インスパイアされており、後に世界的なスタンダードとなる。日本でも(使えないのに)ストリートアイテムとして流行した。

5. Timeport World Phone (1999年)
携帯電話が世界中で普及してゆく中で発表された本機は、GSM(2G)の3つの周波数帯に初めて対応している。ヨーロッパ、アメリカ、アジアの地域で通話可能。

6. Razr V3 (2004年)
2004年から2006年の間に1億3000万台も売れた携帯電話であり、史上ベストセラー機のひとつ。ハンドセット部分13.9ミリという薄さは驚異的だった。このクールなデザインを記憶している人も多いのでは。

7. Moto G (2013年)
スマホ戦国時代に発表されたこの機種はとにかく安価で、誰でも手に取れるという基本に立ち返り、ユーザーの目を覚まさせた。これを機にスマホの価格競争が加速したとも言われる。

8. Moto X with Moto Maker(2013年)
高性能と人気を誇ったMoto Xに、色などを自由に着せ替え可能なオプションをつけた本機。もともとスマートな機体を自分好みにさらにカスタマイズできる。

9. Moto X Force (2015年)
不意に落としてしまい画面がバリバリに……というスマホユーザーが多い中で発表された、落としても割れない/壊れないディスプレイが特徴で、モトローラの最新にして最終機がこちら。会社自体は無くなってしまったが、同機種のユーザーはまだまだいるはずだ(たぶん)。


http://www.digitalspy.com/tech/smartphones/feature/g23856/9-motorola-phones-that-changed-the-mobile-space-forever/?slide=9