いまや国民の60.6%以上が所有(2014年内閣府調べ)しているといわれるスマートフォン。

街ではもちろん、フィールドに持ち出しているヘビーデューティーなデジタリアン諸兄も多いのではないだろうか。ボクも御多分に漏れずスマホ漬けのもやしクンなのだが、初テント泊でデジタルジャンキーなメソッドがどれほど通用するものなのか「雷鳥沢キャンプ場」で1泊2日のテント泊を行った。

<山でもスマホが使えるゾ>

今回のテストを行った富山県のテント場、「雷鳥沢キャンプ場」ではなんと携帯の電波がバッチリ入る。比較的山岳部に弱いと言われているSoftBankですら「バリ4」なのだ。

ボクのような初心者にとって、分からないことをすぐに調べられるのは大変心強い。連泊してフィールドを満喫しつつ、夜は星を見ながら仕事(泣)なんて荒業も可能だ。

立山の稜線上でも3G回線のみであるが、携帯電話の使用が可能な場所が多く、実際に岩場を歩きながら電話で仕事の打合せをしている女性を見かけた。恐るべきユビキタス社会である。

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室堂に到着。晴天である。下方には雲海が。下界は曇り空だと思うと気分がいい。

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みくりが池温泉で餡バタートースト。さすがネットが通じる山岳地帯。食べ物も街のボッタクリ気味の喫茶店と同じくらいのお値段。

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初テント泊につき右も左もわからない中、いつも通りわからない所を検索しながら設営完了。テントの出入り口近くに草むらがあって使いにくい。

スマホがないと何もできない奴wwww。それは私です。

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テント設営後に1回目のバッテリー切れ。そんなに使ってないのになあ。気温が低いからか、心もち減りが早い気がする。ここに来てデジモノ初登場。

また、多くのスマートフォンではキャリアの電波が届いていなくてもGPS機能を使用する事ができる。「山と高原地図」や「Geographica」のような、予め地図データをダウンロードしておくタイプのアプリをインストールしておけば、高価なGPS専用機がなくても現在位置や登山ルートの確認もラクラクなのである。しかし!フィールドでは不測の事態が付きものである。必ず紙の地図も用意しよう。

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『山と高原地図』アプリ。標準コースタイムなど詳細な情報が記載されている。山域ごとに課金。

(※スクリーンショット)

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『Geographica』国土地理院の地形図をあらかじめキャッシュに読み込んで使用する。課金により機能制限がアンロックされるが、基本的な機能は無料で使用することができる。(※スクリーンショット)

<弱点はバッテリー>

街でも山でも大活躍のスマホであるが弱点はズバリ、バッテリーである。GPSで歩いた足どりを記録などしていると、あっという間に干上がってしまう。ボクのくたびれたiPhone5sだと5時間程度が限度だ。気温も低くバッテリーの減りも早く、最悪行動中にバッテリー切れ→遭難なんて事態にもなりかねない。買い替えると言う選択肢もあるが、不運にもiPhone6sの発売直前である。モバイルバッテリーを買い足し凌ぐ事にした。

今回導入したのは「cheero Power Plus 3」。13400mAhの大容量バッテリーで、iPhone6(1810mAh)が理論上7回ちょっと充電できる計算である。オーバースペック気味ではあるがiPad miniの充電も視野に入れてこの機種をチョイスした。

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iPhone5との大きさ比較。側面にUSB端子とminiUSB端子が見える。Power Plus 3への充電は中央のminiUSB端子から行う。

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重さ253g。細めの缶ジュース一本程度の重量である。

メリット

○驚異の大容量

フィールドテスト中、iPhone5sを2回、iPhone6を1回充電(いずれもバッテリー切れによるシャットダウン状態からのフル充電)を行ったが、それでも本体インジケーターの残量は3/4である。あと2泊くらいは行けそう。デジカメのバッテリーも充電できたらなあ…。

デメリット

×245gと細いアルミ缶1本程度の重さである。フィールドテストの翌日、都内でiPhoneのバッテリーを切らしてしまったが、うっかりこいつを持ち歩いておらず、スマホが使えなくなってしまった。気軽に持ち歩くにはちょっと重いかな。ボクの環境にはオーバースペックだったか。

×充電にMicro USBケーブルが必要。iPhoneユーザーとしてはLightningケーブル1本で賄えればなあと思ってしまう。

<総括>

アウトドアでのスマホをガシガシ使用するには、モバイルバッテリーの携行が必須であると言えよう。今回のテストでは2回の充電を行うことで標高2400メートルのキャンプ場ながら、自宅にいるのとほぼ変わらないスマホライフを送ることができた。とは言え、今回はあえてネット環境の整ったロケーションを選んでいる。大抵のテント場や山岳地帯では通信できないケースが多く、通常は先述のGPSを利用した使い方がメインになるのではないだろうか。

 

おまけ

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翌日 テント村の朝は早い。

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今日もいい天気だなあ 雄山にアタックする登山客達

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あれ?

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あれれ?あっと言う間に真っ白に

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山頂アタックです!よく見ると頂上に立ってる人が。

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さて、下山だ。霧の中に吸い込まれて行く人々。えっ、そっち行かないとダメなんですか?(ドン引き)

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急なガレ場を下山します。写真撮ってる余裕なし。

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そんなこんなで勝手知ったる我が家に戻って来ました。

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さらば立山。バスの中からの夕日が美しい。次の日は快晴なんだろうな。クヤシー!