日本でも何かと話題の小型ドローンですが、海外ギークの間ではカスタムや自作、良い感じのが出来ちゃったら起業が当たり前。とんでもない低予算でなかなかの高性能機を作ってしまったり、リモートコントロールで銃弾を発射可能にしてしまったりと、感心するものからドン引きするものまで、様々なドローンが存在してます。

そんなドローン野郎達が競い合っているのは、やはり最高速度と航続距離。YouTubeあたりで、ジェットエンジン搭載のラジコン飛行機と見紛うばかりのスピードを出して、大空を翔け回るドローンを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかしこの速度と距離というのは、アッチを立てればコッチが立たずという関係。一番にはバッテリーの問題があるのですが、その辺りを電気とガソリンのハイブリッドという力技で解決しようとしている方々がいらっしゃるようです。

このマッスルドローンを開発しているのは、技術屋大国ドイツの3人組クリスチャン、ホルガー、サシャが率いるスタートアップ企業『yeair』 。彼らが開発中のクアッドコプターは、本体重量4.9kgと中々の大型。しかしながら、なんと5キロの機材を搭載可能、最高時速は100キロ、1時間の航続が可能なんだそうです。

『yeair』の主張によれば、こうしたスペックの向上により、長時間の撮影、より専門的な撮影機器の搭載が可能となり、また完璧な天候でないと飛ばすことが出来ない従来のドローンと異なり、強風下での飛行が可能となっているようです。動物観察系のドキュメンタリーや、大規模農場の管理などに使えそうですね。

またガソリンエンジンと通常モーターのデュアルシステムとなっているため、墜落のリスクも大幅に軽減されるとのこと。「クアッド(4)コプター」ならぬ「オクト(8)コプター」と言うわけですね。ガソリンエンジンと聞くと、気になるのが駆動音ですが、動画を見る限りは極端に大きいと言うことはなさそう。さらに現在も騒音削減に向けて努力しているそうですよ。

 

FOG_YEAIR02

 

昭和のキッズ憧れのラジコンヘリと比べると、姿勢制御機構という点で大幅に進化したドローンですが、まだまだ強風、エンジントラブル、操縦技術の不足などによる墜落事故が多いのも事実。しかしそうしたネガティブな事例のみに注目し、ドローンそのものに否定的な視線が投げかけられがちな国内とは裏腹に、海外ではまだまだドローンは大盛り上がり中。次世代機も次々にリリースされています。「落ちないドローン」が誕生する日は近いかも?お値段は1399ユーロ(日本円で19万円ほど)。発売は2016年5月以降になりそうです。

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