日本でも2000万人近いユーザー数を誇るSNS、Twitterが、新進企業<Muzik>のヘッドフォンに投資したことが話題を呼んでいる。同社がハードウェアに投資するのは初めてのことだそうだが、果たしてその理由とは?

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<Muzik>のワイヤレス・ヘッドフォン「Muzik Convertible」は、スマホと同様のタッチ操作で、再生中の楽曲や自作のプレイリストをTwitter、Facebook、InstagramといったSNSで公開可能な、いわゆるスマートヘッドフォンだ。リスナー個人が、いつどこからでもDJのように発信できる……これは音楽を通じたコミュニケーションの新しい形と言えるだろう。

とはいえ、こういった展開をしているのは<Muzik>だけではない。あのAppleがDr.ドレーのヘッドフォンメーカー、Beatsを総額30億ドル(約3000億円)で買収した<Apple Beats>ともコンセプトは類似しており、SNSとの連携が可能な音楽メディアという点ではApple MusicやSpotifyといった配信サービスとも同じだ。そもそも、外出先で音楽を聴いているということは、大抵の場合デバイスはスマートフォンなので、わざわざヘッドフォン本体で“発信”する必要はない。実際<Apple Beats>も似たような理由でIT/メディア識者から首を傾げられているようだが、それではなぜTwitterはこのシーンに参入することにしたのだろうか?

“音楽を通じたコミュニケーションの新しい形”と先述したが、どうやらMuzikとTwitterは、この新しい形に未知の可能性を感じているようだ。<Apple Beats>に比べれば少額とはいえ、Twitterにとってはかなり大きな投資と思われる(総額は公開されていない)。また、多くのミュージシャンがTwitterユーザーということもあり、この連携はTwitterの普及をまだまだ促進させる見込みだ。しかも<Muzik>は現在、ドレイクとザ・ルーツのクエストラブという大物ミュージシャンとの協力体制を築いている。

詳しいことはまだ発表されていないが、Appleも新しい展開を用意しているという。果たしてTwitterと<Muzik>によるハイエンドなヘッドフォンは、このシーンで一歩抜きん出ることができるだろうか? 今後の展開を見守りたい。
http://www.digitaltrends.com/social-media/twitter-investment-muzik-smart-headphones/