FacebookやTwitter、instagramなどが台頭する以前、ネット上で最大のSNSとして君臨していたMySpaceは今、どうなっているのだろうか? おそらく、頻繁に情報を更新し積極的に利用しているというユーザーは少ないはずだ。

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しかし、実はいまだに世界中で10億人以上がユーザー登録している(したままになっている?)という。そして、そのユーザー向けに様々な宣伝を行うには非常に有効なデータベースなのでは? と考えた<TIME INC.>(アメリカ最大の雑誌社。2014年に<Time Warner>から離れ、別会社として取引)が、3月にMySpaceのオーナー会社<Viant>を買収。紙媒体が苦戦を強いられている昨今だけに、TIME誌はネットでの購読者層を開拓しようと考えているようだ。

つまりTIME誌は、新たな購読者を獲得するための広告や、その他のネットマガジンに掲載するさまざまな広告を、MySpaceのユーザー宛てに送ろうということなのだろう。たしかに、MySpaceを介せば10億人もの消費者層へアクセスできることになる。とはいえ、あくまで可能性の話であって、いきなり巨大な市場を開拓できると確約するものではない、と<Viant>のCEO氏も語っている。

それでもMySpaceは、世界中で毎月1500万ものアクセスを保持しており、アメリカだけでも550万の閲覧者がいる。また、過去にポストした画像を探しにアクセスする人も一定数おり、メジャーではないとはいえ現在進行形で利用されているのは事実だ。

上手くいけば、マーケティングのための大きなデータベースとなりうるMySpace。数年前に、あのジャスティン・ティンバーレイクが資本参加したことも話題になったが、今後TIME誌以外の企業/出版社も興味を示すことになったりすれば、SNSとして再び活性化し、現在の勢力図を塗り替えることも有り得るだろう。

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