子どもたちが、気軽に楽しく“コンピューターのプログラミング”を学ぶことができるゲームが登場した。

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<Osmo>社の「Osmo Coding」は、優秀なプログラマーたちが複雑なコードを元に生み出した学習ゲーム。コンピューターのプログラムにある「ビルディング・ブロック」という概念を、実際にブロックを積み上げていくゲームに変換し、子どもがiPadで直感的に遊べるようにした。ゲームのプロセスは簡単なので、5歳児でも遊べるという。

このゲームが開発されたきっかけは、米イリノイ州エバンストンにあるノースウェスタン大学の<Tangible Interaction Design and Learning (TIDAL) Lab>による学生プロジェクト。そこで、工業デザイナーのAriel ZekelmanさんとエンジニアのFelix Huさんがプログラミングの具体的な学習方法について研究していたところから始まった。

Zekelmanさんは、研究開発を通じて「コーディングは難しいものではない。ただの考え方であり、問題を解決する方法だ」と感じ、その考え方を学習するためのゲームを作ったという。そこで生まれたコーディング学習ゲーム「Strawbies」が、現在の「Osmo Coding」の原型となり、現在は2人とも<Osmo>社のスタッフとして勤務している。

「Osmo Coding」は、フィジカルとデジタルな物を組み合わせて遊ぶゲーム。テーブルの上で、「RUN(走る)」「JUMP(ジャンプする)」「GRAB(掴む)」といったコマンドブロックの横に、数字が書かれたブロックを組み合わせていく。再生ボタンのような見た目のコマンドブロック「▷」は、積み上げたコードをまとめて実行するときに押す。

一方、iPadの画面では、小さなモンスター「Awbie」がイチゴを手に入れる冒険を続けている。コマンドと数字の組み合わせによって、Awbieが“2歩進む”などの動作を指示するのだ。

アナログでユニークな点もあり、コマンドブロックの操作はBluetoothやWi-Fiを経由せずに、iPadのカメラによって認識される。ブロックにはあえて文字が使用されていないが、言語に関係なく世界中の子どもたちに遊んでほしいという想いがあるそうだ。

同社のCEO/共同創設者であるPramod Sharmaは、「コーディングは、次に子どもたちに必要な学習経験だという話をよく聞く」と語っており、「Osmo Coding」はコンピューター・サイエンスの考えやロジックに楽しみながら触れるきっかけになると考えている。

「Osmo Coding」は必要アイテム別に29ドル(約3,160円)から発売中。iPadスタンドやカメラ用のアタッチメントがなくても98ドル(約8,600円)から購入できる。

https://www.playosmo.com/en/coding/