世界中で毎日大量に消費されているペットボトル。多くの国では資源として再利用する活動が行われているが、ペットボトルの運搬や保管には大きなスペースを必要とする。そこで「自分たちでリサイクルしてはどうだろう?」という考えのもと、新たなエコロジーを提案するアイテムが誕生した。

plasticbottlecutter

 

フランスの『Pavel&Ian』が開発したのは、ペットボトルを再利用し、多目的に使用できる“ユニバーサルロープ”に生まれ変わらせる「ペットボトルカッター」。現在は、クラウドファンディングサービス<Kickstarter>のプロジェクトページのみで入手可能なプロダクトである。

ペットボトルカッターは、木製の本体にカッター刀を含む金属部分を付属しただけのシンプルなデザイン。使用方法もいたって簡単で、空のペットボトルの底部をカットしてから、カッターの差し込み口にセットして先端を引っ張れば、驚くほどスムーズにロープが出来上がっていく。なお、ペットボトル表面に溝のあるタイプは、事前にフタを締めたまま熱を加えるのがポイント。容器内の空気が熱されることで表面が平坦になり、作業しやすくなるのだ。

このカッターがあれば、いかなるペットボトルもあっという間にカラフルなロープに生まれ変わる。しかもロープはかなり頑丈で、自動車の牽引に使ってもビクともしない。もちろん、身の回りのものを修理したり、アートや工芸作品、または園芸に使用したりと、様々な用途に使うことができる。

ペットボトルのタイプにもよるが、例えばコカ・コーラのペットボトルから作った4mm幅のロープならば、7kgの荷物に耐える強度になるというから驚きだ。さらに、耐久性や持続性もテストによって証明されており、テスト版のロープは屋外で約2年間使用し続けても、問題なく機能しているという。また、カッターの刃は交換可能だが基本的にメンテナンスは不要。よほど湿度の高い場所に保管しない限り、何百メートル分もカットし続けられるそうだ。

ペットボトルをコンパクトなロープの形状に変身させることで、リサイクルのための保管スペースも大幅に削減できる。資源を再利用できて、かつ実用的、そして気軽に使える便利なカッターというわけだ。

現在は<Kickstarter>で資金を募集中だが、15ユーロ(約1,870円)以上を寄付すれば、2016年7月以降に製品が発送される仕組み。ただし送料は別で、日本、アメリカ、オーストラリアなどは送料が高く、送料は24ユーロ(約3,000円)からとなっている。

https://www.kickstarter.com/projects/910418035/plastic-bottle-cutter