レコードを聴くという行為は、ある種の儀式のようなものだ。ジャケットからレコードを丁寧に取り出し、プレーヤーに乗せ、ゆっくり針を落とし、プチプチと音が聞こえてきたら、最初の出音をワクワクしながら待つ……。もちろん音の好みや音質の良し悪しもあるが、レコードにはストリーミングサービスにはない魅力がある。

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レコード愛好家ならば、これを一過性のブームで終わらせたくはないだろう。しかし、永く楽しむためには丁寧に扱わねばならないのがレコード。というわけで今回は、<digitaltrends>がチョイスした「レコード掃除クリーナー&お掃除方法」を紹介しよう。

■マシンに掃除してもらう

1. VPI HW-16.5(700ドル:約8万円)
一般のリスナーにはいささか高価で、大きいため場所をとるのがネックだが、性能は文句なし。洗浄液を満遍なく塗布してクリーナーの中にセットすると、洗浄液を汚れや埃と一緒にバキュームで綺麗に吸い上げてくれる。作業中の音が若干うるさいが、確実に汚れを落としてレコードを再生してくれるマシンだ。

2. Spin Clean(75ドル:約8,500円)
こちらは安価で誰でも手に入れやすいマシン。レコードの両面にローラーを接地させ、回して汚れを取る方式だ。大掛かりな装置もいらないし場所も取らないが、塗布した洗浄液を吸い上げるのではなく自然に流れ落とすので、レコードに水分が少し残るかもしれないので注意が必要。

■手で掃除する

専用洗浄液は、蒸留水、イソプロピル・アルコール、リンス液を混ぜて作る。これをレコードの表面に垂らして満遍なく塗り、マイクロファイバーの布で溝に沿って丁寧に拭き取ると……マシンに頼らずとも埃や汚れが除去でき、レコードは再びピカピカに。

埃が溜まっている場合は専用のブラシを使うと良い。硬すぎると傷をつけてしまうし、やわらか過ぎても掃除できないので、ちょうど良い硬さの専用のものを使用するのがベストだ。

洗浄液を塗る際に床や机が汚れるのを防ぎたいのなら、クリーニング用のマットを使用する。これなら盤面にも傷がつかないし、液を多めに垂らしてしまっても平気。

なお、自分でできるレコード掃除の“奥の手”は、なんと木工用接着剤! かなり勇気がいるが、実はこれが一番効果的なのだ。まず、レコードの盤面に満遍なく塗りつけるのだが、ターンテーブルにセットして回すと早く均等に塗れるので、ぜひプレーヤーを活用しよう。塗ったら固まるのを待って(丸一日くらい?)、乾いたらフェイスパックのように丁寧に端から剥がしていく。すると、盤面の汚れも接着剤と一緒に除去できるというわけだ。手間はかかるが、古い貴重盤などを蘇らせるにはベストな方法らしいので、ヘヴィなコレクターやリスナーはぜひ試してみてほしい。

http://www.digitaltrends.com/music/how-to-clean-vinyl-records/