先日、あまりにも唐突にこの世を去ってしまった稀代のアーティスト、PRINCE。40年近くにわたって39枚ものアルバムをリリースし、あらゆるジャンルを奏でてきた彼の膨大な作品はしかし、そのほとんどが音楽配信サービスで聴くことができない。自身の音楽が無断でシェアされることを嫌ったPRINCEは、ほとんどの作品をネット上から引き上げてしまったのだ。

そんなわけで、PRINCEの作品をネット上で手軽に聴く方法をいくつか紹介しよう。天国にいる本人は渋い顔をするかもしれないが、彼が遺した素晴らしい作品は今後も、より多くの人々に聴かれるべきなのだから……。

1. Tidal
実業家としても知られるラッパー、ジェイ・Zによるストリーミングサービス<Tidal>は、PRINCEのディスコグラフィを網羅している唯一の音楽配信サービス。しかも、ホームスクリーンの“What’s New”セクションを全てPRINCEの作品に変えてしまうほど、総力を上げてトリビュートしている。とはいえ、もちろん月額10ドルを支払って<Tidal>を利用しなければ聴くことはできない。

2. Google Play & YouTube
<YouTube>にPRINCEのオフィシャルチャンネルはなく、動画もすぐに削除されてしまう。それでも、一般ユーザーの誰かしらが常に動画をアップしており、探してみると貴重なライブ映像を観ることができたりする。音質や画質はさておき、無料で殿下の姿が拝めるのはファンには嬉しいはずだ。また、<Google Play>ではストリーミングこそしていないが、全楽曲を購入できるので、ダウンロードすればいつどこでも聴くことができる。

2. Spotify
<Spotify> は、あくまで無料の配信サービスであって、音楽を売っているわけではなく、レコードレーベルに所有されている。つまり、PRINCEが反対していたすべての要素を併せ持っているわけで、彼の作品はほとんど存在しない。しかし、スパイク・リー監督の『Bamboozled』(2000年)のサントラに収録されている「2045 Radical Man」や、アルバム『Hit n Run』からのシングル「Shine」だけは聴くことができる。曲数は極めて少ないが、無料ストリーミングとしては音質も最高レベルだ。

3. iTunes & Apple Music
<Apple Music>でフルストリーミングできるPRINCEのアルバムは、彼の39枚目にして最後の作品となった『Hit n Run Phase Two』だけで、その他はサントラなどに収録された楽曲のみ。しかし、AppleのBeat1ラジオでは<iTunes>で販売している全ての楽曲をかけることが可能なので、もしプリンス特集が組まれれば、理屈上ではPRINCEの膨大なカタログを聴くことができる、ということになる。

http://www.digitaltrends.com/music/how-to-listen-to-prince-music-online/