ゲームの歴史上、数々の名機が生み出される一方で、多くの珍作も誕生した。黄金期を築いたファミコンやプレイステーションの裏で消えていった哀しきハードたちを、<Digital Spy>が(おそらく独断と偏見のもとに)ピックアップしているので紹介したい。いま見ると、かなりカッコいいハードもあるのだが……。(※以下はすべて海外基準の評価です)

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PHILIPS CD-i(1991年)
ゲーム機というよりは、同社が提唱した規格CD-i(コンパクトディスクインタラクティブ)を再生するためのマルチメディア機で、ゲームソフトはほとんどリリースされなかった。そして、内容もあまりよくなかった……というか、ほとんどが駄作だったらしい。基本のコントローラーの形状がほぼテレビのリモコンだったこともイケてないポイントだ。特に日本では、ほとんど誰も覚えていない(というか知らない)だろう。

バーチャルボーイ(1995年)
比べるのも酷だが、バーチャルボーイはいま話題の「VR」とはまるで違う。ヘッドトラッキング機能もなく、コントローラーは十字キーとABボタンだ。当時としても革新的とは言いがたいうえに、(プレイしていると)酔う。任天堂にしては珍しくまるでヒットしなかった珍品。

NOKIA N-GAGE(エンゲージ:2003年)
携帯メーカーとして有名なNOKIAによる携帯ゲーム/電話だが、全くヒットしなかった。まずボタンレイアウトが独特で、画面は縦の方が長いという謎仕様。しかし一番ダメなのは、ゲームソフトを交換する際にいちいち裏側のバッテリーを外さなければいけなかったこと(後に改善)。ミレニアム感あふれるルックスにゾクゾクする。

SEGA MEGA-CD(1992年)
看板キャラのソニックが世界中で人気者になり、スペースハリアーなどが大ヒットを記録。当時のSEGAは最高のゲームメーカーだったが、メガCDは完全にポシャってしまったと言わざるをえない。まずメガドライブを持ってないと楽しめないので新規ユーザーを獲得できない。メガドライブを拡張するものだったが、それにしてはゲーム数が少なかったこととゲームのクオリティが低かったことも敗因だ。ちなみに価格も高かった。

バーコードバトラー(1991年)
ゲームボーイ全盛の時代に発売され、海外では「?」マークを大発生させた。どうやら「バーコードを読み込みたいならレジ打ちの仕事をして、しかも給料もらった方がいいだろ!」ということらしい。ご存知のように、日本では大きなお友達も巻き込み大ヒットしている。

GIZMONDO(2005年)
日本ではほとんど知られていないが、発表時はかなり話題になったらしい。バスタ・ライムス、ファレル、スティングら人気アーティストをキャンペーンに起用したり、大々的にテレビCMを展開したり、さらにロンドンではショップまでオープンしたというのだから、相当気合が入っていたはず。しかも、メール機能やGPS、Bluetoothなど時代の最先端と言える仕様だったが、ソフトのクオリティが低かったことが失敗の原因だろうか、翌2016年に早々と撤退(会社は倒産)した。

APPLE PIPPIN(ピピンアットマーク:1996年)
こちらも当時はかなり話題になったようだが、完全にポシャッてしまった珍品。とにかくブーメラン型コントローラーの使いにくさがヤバかったらしい。また、当時はプレステやセガサターンなど強力なライバル機が登場した時期で、ゲーム機の分野では後発だったAppleは分が悪かった。「Halo」シリーズなど実績のあるゲームシリーズを擁していたにも関わらずあっさり負けたということは、販売戦略も相当ピントはずれだったのだろう。また、他のApple製品と同じく価格設定も高すぎ。

ATARI JAGUAR(1993年)
インターネットもないブラウン管テレビの時代、ゲーム機で重要だったのはビット数。このジャガーは世界初の64ビット機だったが、これが仇となってたった67タイトルしかソフトがリリースされなかった。当時は64ビットのゲーム開発が大変だったうえに、そのほとんどが駄作だった。そのため、スペック的には下回るがソフトが充実していたメガドライブに完敗したのである。ブサイクなコントローラーも敗因のひとつだろう。アナログ電話機とトランシーバーとラジコンを合わせたようなデザインはそそらないし、とにかく持ちにくそう。ジャガーというネーミングもちょっと……。


http://www.digitalspy.com/gaming/feature/a785474/8-of-the-worst-consoles-ever-made-from-the-atari-jaguar-to-the-barcode-battler-and-philips-cd-i/