アメリカでは映像配信サービス<Netflix>などでパスワードを共有すると、連邦犯罪とみなされて重い罰金を課される可能性があるという。

akusesu

アメリカの第9巡回区連邦控訴裁判所は、「パスワードの共有は“コンピューター不正行為防止法”に基づいて告訴が可能な犯罪」という判決を下した。コンピューター不正行為防止法はハッカーなどを取り締まる法律として知られているが、実際にはシステムの不正使用の取り締まりにも適用される。

2016年7月5日、人材コンサルティング会社<コーン・フェリー・インターナショナル>の元社員デイヴィッド・ノーサルさんは2004年に同社を退社した後、約1年間にわたってデータベースにアクセスし続けていたことで有罪判決を受けた。本人はすべてのコンピューターへアクセス不可になっていたが、現職の元アシスタントのパスワードを使って人材データベースにログインしていたのだ。

当時、競合となる人材コンサルティング会社の立ち上げを計画していたというデイヴィッドさん。その結果として、彼には執行猶予付きの懲役刑という判決が下され、賠償金と罰金を合わせて約90万ドル(約9,280万円)の支払いを命じられたという。

この判決結果からは「意図的に詐称して、アクセスの権利を持たないにもかかわらず保護されたコンピューターにアクセスすると犯罪になる」ということになる。なお、パスワードの共有に合意した場合も立件可能とみなされるようだ。

我々の日常生活においても、パスワードを共有していて知らず知らずのうちに犯罪行為を犯していた……なんていうことがあるかもしれない。<Netflix>などの映像配信サービスを利用する際にも、パスワードは共有しないほうが身のためだろう。

http://fortune.com/2016/07/10/sharing-netflix-password-crime/