米オバマ大統領が「銃のない社会を目指す」と宣言したこともあってか、アメリカでは“スマートガン”への注目が高まっている。

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スマートガンとは、子どもが誤って発砲してしまったり、学校に持ち出したり、もしくは他人に盗まれたうえ犯罪や自殺に利用されたりしないように、オーナー以外には発砲できないセーフティーロックが設けられた銃、または実銃に取り付けるロック装置のこと。銃規制にザワついた<NRA>(全米ライフル協会)も、スマートガン自体の普及には反対していないようだ。

とはいえ、銃はいざという時にすぐ発砲できないと役に立たない。では、一体どんなセーフティーロックが備えられているのか? 最新のスマートガンをいくつか紹介したい。

■Identilock
指紋認証で本人だけロックが外れる。トリガーのカバー部分に触れるとそのまま取れて落ちる仕組みなので、構えてすぐに発砲することができる。USBで2時間充電すれば半年以上もロックが有効で、PCに繋いだりする必要はなくハッキングされる危険もない。

■Armatics iP1
専用のリストウォッチを装着し、パスワードを入力しないと撃てない拳銃。つまり銃だけ盗んでもリストウォッチがなければ発砲できない。さらにパスワードも必要な2重ロックシステムなので、仮に全部を盗んでもロックを解除することはほぼ不可能。フォルムもどことなく未来的だ。

■GunVault
銃の保管BOXを販売する<GunVault>から、マシンガンやライフル用のロック(http://www.gunvault.com/arvault.html)が登場予定。トリガーとマガジン部分をすっぽりと覆うため、弾の盗難も防止する。こちらも指紋認証。

銃による殺人事件があとを立たないアメリカ。護身のために銃を所持する家庭は多いが、取り扱いや保管方法を誤ると、自身だけでなく身近な人間も犯罪者/被害者になりかねない。進化するスマートガンは、果たして銃犯罪の抑制に貢献することができるだろうか?
http://money.cnn.com/2016/01/07/technology/obama-gun-control-gun-tech/