アメリカでは<FBI>とアメリカ国立標準科学技術研究所(NIST)が、体に彫られたタトゥーによって個人を認識する技術を開発中だという。

FOG 画像タトゥー

ファッション感覚でタトゥーを彫る若者も増えたが、本来は非常にパーソナルなもの。規模の大小や部位にかかわらず 人によっては重要な人生の刻印だったりする。しかしアメリカでは今、これを逆手にとった“タトゥーによる個人認識技術”が開発されつつるようだ。

FBIとNISTが開発しているのは、タトゥーのデザインが持つ意味や関連性などを算出するアルゴリズムを用いて、個人や集団を監視する技術。つまり、同じタイプのタトゥーの持ち主を、宗教や政治思想などで関連付けて認識し、個人の背景や情報を把握しようというのだ。例えば、特徴的な宗教モチーフの絵柄を彫っている人々は、何かしら関連性のある思想を持っているとみなしてマークしたり、その活動を監視するといったことができるようになる。

調査によれば、データベースとアルゴリズムの製作には、刑務所に収監されている受刑者たちの体に彫られた15,000のタトゥーが元となっており、タトゥーの情報は半ば強制的に採取されているという。これが第三者に明け渡され研究に利用されているというわけだが、当然ながら「明らかにプライバシーの侵害であり、個人情報の乱用である」と、この技術には批判的な意見が多いようだ。

日本ではアメリカほどタトゥーは一般的ではないが、国家が一体となって個人を監視する技術が開発されているという事実は他人事ではない。

http://www.slashgear.com/fbi-tipped-to-be-making-powerful-tattoo-recognition-technology-02442580/