世界シェア率No,1を誇るGoogleのブラウザ「CHROME」の拡張機能に、共和党アメリカ大統領候補ドナルド・トランプ氏の関連記事を表示させないフィルターが登場した。

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この拡張機能、その名も“トランプ・フィルター”は、CHROMEウェブストアで購入可能。開発者のロブ・スペクターなる人物は、開発の理由を「国や誰かの命令ではなく、自身の不快感と純粋な愛国心のため」と説明している。

共和党から大統領選に出馬したトランプ氏は、その政治方針や愛国主義、保守姿勢、歯に衣着せぬ発言/暴言で知られ、保守派層が支持する共和党の大本命と言われている。だが「メキシコからの移民はレイプ犯」「イスラム教徒の入国は禁止」「オバマはアフリカ出身の疑惑がある」といった問題発言が波紋を呼び、アメリカ国内での批判の声はとてつもなく大きい。アンチ層からは「やたら強気でポジティブだが中身が無い」「国外のことに無知で無関心」など、もはや侮蔑と嘲笑の対象となっているほどだ。

そんなトランプ氏の極端な発言や行動は、非常にわかりやすく批判の対象になるため関連ニュースが絶えず発信されており、膨大な記事がネット上に存在する。しかし、皮肉なことに批判記事自体が氏の名前を宣伝することになっており、当然それらは支持者の目にも触れるため、むしろ支持者層をより強固にしているという声もある。

そこで、この“トランプ・フィルター”を導入すれば、氏に関する全ての記事にフィルターをかけることができるというわけ。フィルターは3段階で設定できるので、「名前も顔も目にしたくない!」という人はレベルをMAXにして、ネット環境からトランプの存在をシャットアウトすればよいのだ。

「他の候補者の存在を知ったり、より知ろうとする人が増えるのではないか」と語るスペクター氏。「本当に多くの人々が彼の当選に反対してるんだ。だから、そのためにもこの機能が役立てばいいなと思ってるよ」

もちろん、トランプ支持者はこういった機能や活動に対して「言論統制」「一方的な検閲」だとして批判的。ちなみに、トランプ氏は日米同盟にも「こちらが一方的に守る義務があるのは不公平だ」と反対している。米大統領選は日本にも大きな影響を与えるのでシャットアウトしすぎるのも問題だが、もし氏が当選したらそれこそ大惨事だ。

http://www.digitaltrends.com/opinion/donald-trump-works-the-internet-better-than-you-do/