自動車配車サービスを提供する<Uber>のライバル企業が、ロシアの大手銀行から巨額の融資を受けることが発表されたという。

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イスラエル・テルアビブに拠点を置く<Gett>は、ウェブサイトやアプリで自動車配車サービスを提供する企業で、同サービスを行う大手・Uberの競合企業にあたる。そんなGettは先日、ロシア最大の国営銀行<ズベルバンク>から1億ドル(約114億円)の融資を受けることを発表した。

現在アメリカ、ロシア、イギリス、イスラエルでサービスを提供しているGettは、さらなるビジネス拡大を目指している。2016年にはドイツの自動車メーカー<フォルクスワーゲン>からも3億ドル(約343億円)の融資を受けることが決まっている。

ズベルバンクから多額の融資を受けたGettは、ロシア国内でのサービス拠点を57都市に拡大させたばかり。これは、Uberやロシアの検索サービス<Yandex>が運営する配車サービスの展開を上回るという。

Gett社は「我々のビジョンは、ロシアでのサービス運営を拡大すること。新しい地域にサービスを拡大し、また小売店や飲食店への配達などの新規サービスも充実させる予定だ」と声明を出している。また、同社に融資を行ったズベルバンクはロシア国内に3千万人を超えるオンラインサービス利用者を抱えており、将来的にはバーチャルオペレーターを設置する計画もあるようだ。

一方で、ロシアの起業家ミハイル・フリードマンが創立した国際投資企業<LetterOne>は2016年、Uberに2億ドル(約229億円)を投資することを発表しており、同社が関わる通信企業<VimpelCom>との提携を視野に入れているようだ。

自動車配車サービスは、新サービスと連携しながらますます拡大する気配を見せており、今後も配車市場における競争が激化していきそうだ。

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