USB端子に挿すと一瞬でPCを死亡させるという、恐怖の殺人USBスティックが市販されているらしい。

usb

その名も「USB Killer」という、このUSB。PCの電力を一気に吸い上げ、吸い上げた電気を240Vの電圧で本体に逆流させる……という仕組みらしいのだが、本体が完全に死んでしまうまで電気を流し続けるというから恐ろしい。

流し続けると言っても1秒足らずらしいが、まるで強力な電気椅子のようなエグさ。挿した途端にディスプレイがプツッ……とブラックアウトし、もう二度と電源が入らなくなるのである。ウイルスを忍ばせてデバイスに感染させるなど、USBスティックが悪用されることがあったが、今回のこれは全く新しい方法。感染させるどころかデバイスを感電死させてしまうわけだ。

ギリギリ耐性が備わっているのはmac製品だけ(この高電圧では何らかの後遺症が残ったとしても不思議ではないが)とのことで、それ以外のPCやデバイスだと致死率95%という殺傷能力を誇る。

昨年“Dark Purple”と名乗るロシアのハッカーが、これのプロトタイプと思しきUSBスティックを発表したのだが、その際の説明としては「セキュリティを研究する者やユーザーたちがUSBによる破壊工作に耐えうるマシンの開発に役立てるため」ということだった。しかし、今年9月に入って突然市販され始め、誰もがネットで簡単に入手できるようになったのである。しかも56ドルというお手頃価格。

この「USB Killer」によって、誰もが破壊工作が可能になってしまったわけだが、おそらく最初からそのつもりだったのだろう。耐性テスト用に開発されたと謳ってはいるものの。それは利用者次第である。

この市販版に“Dark Purple”の名はクレジットされていないため不明だが、なんらかの形で携わっているのは間違いないと見られている。ウェブサイトにも販売会社は記されておらず、香港に拠点のある“セキュリティとハードウェア専門の企業”らしい、ということしか判明していない。

同時にこの会社では「Test Shield」という、「USB Killer」に装着することで安全に挿せるようになる防御カバーも販売。さらに「USBコンドーム」と呼ばれる、チャージをしながらもPCデータへのアクセスをキャンセルすることができる装置もある。……が、いずれもわざわざ購入してまで危険なUSBスティックを使用する必然性はない。

もし任意で攻撃されたり、騙されて自分で挿入してしまったら、もう手遅れ。情報を盗むために相手のUSBスティックを自分のデバイスに挿したら、実はトラップだった……なんてことも起こるかもしれない。
http://www.odditycentral.com/technology/this-usb-stick-can-kill-your-computer-almost-instantly.html

Leave a Reply