なぜか「お風呂でもスマートフォンを使いたい」というニーズが高い日本市場に参入するべく、海外メーカーがこぞって“防水仕様のスマホ”を開発している。

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統計によると、日本製のスマホのうち90~95%が防水仕様。この傾向は10さ年ほど前から注目されており、日本市場で成功するためのポイントのひとつとされてきた。

2005年に<カシオ>が世界初の防水携帯電話「CanU 502S」を発売して成功を収めたのをきっかけに、<富士通>が続き、まもなく全ての企業が防水仕様の携帯電話を発売。2012年には<AFP>の取材に対し、『パナソニック モバイルコミュニケーションズ』取締役の板倉太郎氏は、「日本では防水でなければ売れない」「理由はとてもユニークだが、若い女性は入浴時も携帯電話を使いたがる。もはや必需品となっている」と語っている。

また「我々は携帯電話を24時間持ち歩く。お風呂、シャワー、雨天時でも一緒。それゆえに、携帯電話は頑丈でなければならない」と語ったのは、当時『富士通』の執行役員常務だった大谷信雄氏だ。

そんな一種独特のニーズを持つ日本市場においては、世界市場では防水仕様のスマホを生産していない韓国の『LGエレクトロニクス』や『サムスン』などの海外メーカーも防水スマホを開発することを余儀なくされている。

<LGエレクトロニクス>のグローバル・コミュニケーション・ディレクター、ケン・ホン氏は「日本では、バッテリーを取り外せることよりも防水であることのほうがずっと重要。我々のような韓国の競合ブランドは、日本の消費者にとって可能な限り魅力的な商品であるための鍵を確認する必要がある。そして、それは我々がアジア圏で発売する最新のフラッグシップモデル『G5』を日本で展開しない理由でもある。部品(バッテリー)が取り外せる防水仕様のスマートフォンを開発するのは不可能だからだ」と語っている。

 

Nearly All Phones in Japan Are Waterproof Because People Need to Use Them in the Shower