ポータブルスピーカーというと、どうしても音に迫力がなかったり、音質がクリアじゃなかったり、デザイン性がイマイチだったりするものだが、それら全てをクリアしているかもしれないスピーカー“Zipp”が、スカンジナビアから登場した。

まず、その水筒のような独特な形状。高さ26センチ/直径12.5センチと、決して極小とは言えないが持ちやすい。そして十分な出力で全方位に音が出るので、360度どこからでも聴こえるところもポイントだ。もちろん、高級アンプ/スピーカーに比べれば音質は劣るが、低音は十分リッチなので、音の広がりを利用して、壁に吊るしたり部屋の一方に設置すれば、反響して部屋中に音が鳴り渡るようになっている。

細かい操作は専用アプリをBluetooth経由で行えて、壁を挟んだ隣の部屋からでも問題なく接続できるとのことなので、かなり広範囲だ。なお、バッテリーも内蔵式である。

ちなみに、名前の由来にもなっている“ジッパー”だが、これは愛嬌というかオマケのようなもので、ユーザーが色を選べようになっているだけ。グレーとブルーは“ラグーン(入江)”オレンジは“シグナル(信号)”グリーンは“アトランティック・ディープ(大西洋の深層)”、深い赤は“サングリア”というカラーネームで、あえてわざとらしくしているあたりが、この製品のユーモラスなコンセプトを象徴している。

価格は219ポンド(約2万5千円)と激安ではないが、同じ価格帯のポータブル・スピーカーと比較すると、音質は格段に良いとのこと。あとはそのユニークな形状と360度広がる音を良しとするかどうかだが、なんにせよ新鮮な魅力のある製品だ。

http://www.pocket-lint.com/review/136846-libratone-zipp-review-a-sound-scandinavian-success